ガクッと体重が落ちる!? 七号食ダイエットのやり方と成功のコツを紹介!
10日間玄米だけを食べて過ごす「七号食ダイエット」
七号食とはマクロビオティクスの桜沢如一氏が提唱したもので、インターネット上でも多くの方が自身の体験談と減量結果を報告しています。
玄米だけの生活は想像以上に過酷ですが、体調が改善されたという声も多く、究極のデトックス方法として話題になりました。
この記事では自分も挑戦しようと考えている方に向けて、七号食ダイエットのやり方と成功させるポイントをわかりやすく紹介しています。
あなたも七号食ダイエットで悪いモノを追い出して、健康的な身体を手に入れてみませんか?
七号食ダイエットのやり方
【七号食ダイエットの基本ルール】
- 玄米のみで10日間(ゴマ塩・無添加の梅干しはOK)
- 玄米であれば量はどれだけ食べても構わない
- お水、またはノンカフェイン・ノンカテキンのお茶のみ飲める
- 最低一口30回咀嚼(そしゃく)する
- 寝る4時間前には食事を終わらせる
七号食ダイエットは10日間玄米のみで生活して、身体を正常な状態にリセットする目的があります。
お菓子やコーヒー・お酒も禁止で、飲み物はお水かノンカフェイン・ノンカテキンのお茶のみ。
かなり身体を酷使するダイエット方法なので、成功するには明確な目標と強い意志が必要です。
玄米はビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に摂取できますが、多くの栄養素は玄米だけでは足りず、身体は枯渇状態となります。
しかし、細胞を活発に働かせることで生命力や潜在能力を引き出すことができ、10日後には体調改善を感じられるでしょう。
七号食ダイエットで期待できる効果
七号食ダイエットで期待できる主な効果は以下の3つです。
- 減量
- 体調の改善
- ライフスタイルの見直し
それぞれ理由とポイントがあるので、ひとつずつ見ていきましょう。
減量
七号食ダイエットが最近話題ということもあり、個人的にブログで成果を報告している人が多いです。
その中で見てみると、もともと肥満型だった人で5~8kg、一般的な体重だった人が3~5kgの減量に成功しています。
他には、「始めて3日目くらいから、便秘が解消され身体が軽くなってきた」「脂肪に比べて減少しにくい体脂肪が1~2㎏減っていた」など。
七号食ダイエットは、減量に有効であると報告が続々あがってきています。
体調の改善
実は、七号食ダイエットはもともと減量が目的ではなく、体調の改善に効果的であると推奨されたものなんです。
玄米には食物繊維が豊富にふくまれているため、便通を改善して便秘解消の助けとなります。
デトックス作用も大きく、肌がきれいになり、ニキビが減るなど女性には嬉しい効果も期待できます。
また余計な塩分を控えた食生活となり、「むくみが改善され以前より小顔になった」なんて声もあがっています。
ライフスタイルの見直し
美味しいモノがあふれている現代において、毎日玄米だけしか食べられないのは過酷です。
しかし、一定期間制限された食事をとることによって、普段から自分自身を律する心が身に付きます。
好きなものを好きなだけ食べる快楽食に気を付けるようになり、継続的なダイエット効果も期待できます。
ダイエット終了後も、よく噛んで食べる・栄養バランスを考えるようになるなど、ライフスタイルを見直すきっかけとなるでしょう。
七号食ダイエット成功のコツ
毎日玄米しか食べないというのは思っているより過酷で、精神的にやられてしまいます。
ここで誰にでもできる七号食ダイエット成功のコツを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
免疫力を高めてから行なう
七号食ダイエットの期間中は身体に不調が出て、体調を崩しやすくなります。
そのためチャレンジする前から適度に運動したり、睡眠をしっかり取るなど、免疫力が高まっている状態でスタートしてください。
免疫力が弱い状態でスタートしてしまうと、10日間も体力が持ちません。
大変かもしれませんが、チャレンジ中も1日40分歩くこと、また12時までに就寝することで免疫力を維持しましょう。
毎日の記録をつける
ただ好きなものを食べずに我慢していると、精神的に参ってしまう恐れがありますよね。
そこでおすすめなのが体重や体調の変化・気づいたことを、日記やブログに記録しておくことです。
特に体重や体脂肪率の減少を数字で確認すると、「これだけ減っているならもう少し頑張ろう!」とモチベーションアップにつながりますよ。
味に飽きてしまったら
七号食ダイエットに挑戦している人たちの報告を見てみると、一番辛いのが味に飽きてしまうことでした。
基本ルールとしてゴマ塩・無添加の梅干しは摂取しても大丈夫なので、玄米に飽きてきたら味に変化を持たせましょう。
また玄米をせんべいや焼きおにぎりにアレンジすれば、触感や見た目に新鮮さが生まれます。
一辺倒に玄米を食べ続けるのではなく、工夫を加えながら10日間の食事を楽しむことが成功させるポイントです。
七号食ダイエットの注意点
10日間玄米を食べ続けることは、身体に大きな負荷をかけることになります。
七号食ダイエットを始める前に、まずは以下の注意点を確認しておきましょう。
- 体調不良の時に始めない
- めんけん反応(好転反応)を理解する
- 回復期に気を付ける
体調不良の時に始めない
七号食ダイエットは、自分の体調をしっかり確認してから始めるようにしましょう。
特に生理期間中・貧血持ちの方は、なるべくこのダイエットは控えてください。
なぜなら貧血の改善のためのタンパク質や鉄分が不足し、低血糖状態が続いてしまうからです。
また玄米によるデトックス効果は母乳にも影響があり、有害な物質を赤ちゃんに飲ませることになるため、小さなお子さんを持つお母さんは十分に注意してください。
めんけん反応(好転反応)を理解する
七号食ダイエットによるデトックス効果や自律神経の影響により、以下の症状が報告されています。
だるい・眠い・無気力・肌がかさつく・冷える・ふらふらする・頭痛がする・イライラする・身体の痛みが増すなど。
これらは、めんけん反応(好転反応)と呼ばれ、今までの毒素が溜まった体から正しい体質へと改善される過程におこる現象です。
次第に体調の改善を感じられるようになりますが、異変を感じたら無理して続けるべきではありません。
自分の体と相談しながら、無理せず行なっていきましょう。
回復期に気をつける(回復食)
ダイエット終了後、いきなり元の食生活に戻すと身体が付いていかず、大きくリバウンドしたり、体調を壊したりします。
そのため回復期を設けて少しずつ食事に品目を足していくのが、七号食ダイエットの鉄則です。
【回復食1日目~4日目】
- 1日目: 玄米・少量の野菜を入れた味噌汁
- 2日目: 玄米・多めの野菜や豆腐をいれた味噌汁(お肉はダメ)
- 3日目: 玄米・味噌汁・野菜のおかず1品(お肉はダメ)
- 4日目: 玄米・味噌汁・野菜のおかず1品(少量の魚介類はOK)
玄米の味気ない食事から解放された瞬間のお味噌汁は格別で、味噌のうま味が身体に染み込んでいきます。
お酒もいきなりガブ飲みするのではなく、様子を見ながら徐々に体に慣らしていく感覚で、適量を心がけましょう。
まとめ
【七号食ダイエットのおさらい】
- 基本的に玄米のみ(ゴマ塩・無添加の梅干しはOK)で10日間生活する
- 身体の不調を感じることもあるが、その後徐々に改善される
- 普通の体型の人で3~5kgの減量に成功している人が多い
- ダイエット終了後も継続的に食生活を正していくことが大切
好きなものを好きなだけ食べてしまうと、身体には不必要な毒素が多く溜まってしまい、生活習慣病の原因となります。
10日間玄米だけで過ごすことは簡単ではありませんが、一度身体を正常な状態にリセットすれば体調は大きく改善されることでしょう。
しかし、栄養素が足りないと余計に負荷をかけ、精神的にやられてしまう可能性があるので、決して無理をせず、まずは体調を整えてから七号食ダイエットに挑戦してください。
ダイエットが終わったころには身体が軽く感じられて、食べるご飯も今よりも美味しく感じられるはずですよ。